2011-10-19

どうして名前が13番なの?

鑑定したお客様から、面白い質問を頂きました。
せっかくなのでブログ上でお答えしつつ、日頃感じていることなどを書いてみたいと思います。


すみません、鑑定内容についてではないのですが
なぜ、俗にいう「死神」のカードを敢えて13番と呼ぶのでしょう。


実は13番は、カードに名前が書いておらず、番号しか書いてないんです。

というわけで、あのカードには、名前はないんです。

でもそれだと不便なので、便宜上13番と呼ばれています。


例えばウェイト版などの新しいタロットでは「Death」と名前が付けられ、
日本では「死神」と訳されていますが、
古くからあるマルセイユタロットには、このカードには名前がないので、
死神を13番と敢えて呼んでいるわけではないのです。

カモワンタロットも、「マルセイユタロットの絵柄をきちんと復元したもの」ということですので、
同じ理由で13番と呼んでいます。

カモワンでは、13番は、言葉に出して呼び出してはならないほど恐ろしい存在だから名前がない、
あらゆる負のイメージだからなどと、名前がないことに対しこういう感じで説明されていますが、
13番の他の性格というか特性を知っていくと、それは表向きの理由な気がします。

余談ですが、逆に愚者には番号が無く、名前だけです。

名前がないこと、番号がないこと、それ自体にも、深い意味があるんだろうな、と思います。

謎があるから余計に魅力的、その最たるカードが、この13番かもしれないですね~。



それから、こういう怖い名前については、以前悪魔のカードの話でちらっと触れましたが、
カードに悪魔、と名前が付いていても、そのカードが悪魔なのではなく、
単に「悪魔」という名前と名付けられたカード、それだけのこと。

それを「悪魔だ~!」と怖がったり嫌がったりすることは、
せっかくの悪魔という名前のついたカードがあなたに伝えようとしている言葉から、
耳を塞ぐことになってもったいないと思いますよ。


逆にいえば、ラッキーなカードみたいに思われているカード達についても、
「ラッキ~♪」と喜んでしまうだけでは、同じ事になるかも。

カード達自身には、優劣はなく、善悪もなく、吉凶もなく、
ただ、あなたに必要な言葉を伝えるのにふさわしいカードが出てくる、それだけと思いますので、
名前やイメージの先入観をちょっと横に置いて、正面から向かい合ってあげると、
カードは喜んであなたのために語り出すのではないでしょうか。


13番よりむしろ神の家の方が、出たら「がーん!ショック!」ですが。。


これも、他のタロットの「塔」のイメージが大きいのでしょうね。

私もタロットをよく知らなかった頃は「塔」のカード、
破壊、一番悪いカード、これが出たらもうダメだ~みたいな感じのイメージがあって怖かったです。

というかタロット自体、気になって惹きつけられるものの、ちょっと薄気味悪く、呪われてそうで(?)、
昔はホント近寄りがたかったです。私、実は超怖がりだったので(^^; 
そんな私がカモワンタロットで鑑定をするようになるとは・・・人生って面白いですねえ・・・。


マルセイユタロットと、新しい時代のタロットの同じものと思われるカードは、
名前が「神の家」と「塔」とで違うし、
カモワンの「神の家」の解釈は、例えばウェイト版の「塔」とは違います。

だから、タロットって、そのタロットの種類によってそれぞれ性格が違うんだと思います。

あの人に顔が似てるから、性格も同じようなんだろう、とか、
あの人名字は違うけど名前が一緒だから、同じような行動するんだろうとか、
この国の人はみんなボーダーの服にベレーかぶってパンを小脇に抱えてるんだろうとか、
人に置き換えると、もしかしたら似たところはあるかもしれないけど、同じって括るのは乱暴かも、と思いませんか?

私は他のタロットには詳しくないので、「死神」より「塔」の方がショック、と言われると、
よく知らない分、ただそのまま、そうなのか~と思いますが、
カモワンに関しては、「13番」より「神の家」の方がショック、と言われると、
それはどうしてなのか、その人の理由に興味が湧きます。

(質問者の方は、カモワンの名称を使っているので、他のタロットではなくカモワンのイメージでショックを受けているのかもしれないですね。そうであるなら、ますます興味深いです。)


私個人の話になりますが、私はカモワンタロットを通して、
タロットカードに良いカード悪いカードというのはない、ということが分かってから、
何が出たから怖い、という恐怖の感覚は、ありがたいことに無くなりました。

神社のおみくじの一番重要な部分は、何吉とか凶とかそういう部分ではなく、
書かれている言葉や歌に込められたメッセージだったりするように、
タロットも、何のカードが出てきたかよりも、
そのカードが何をアドバイスしたくて出てきたのかを聴く方が大事なんでしょうね。

そういうふうに思えるようになってからは、
表面的に、カードを怖い、得体が知れない、気持ち悪いと思わせる感覚こそ、
タロット作者(?)が、その奥義を受け取る準備が出来ている人かを選ぶのに仕込んだ罠というか扉なのだという気がし、
うまいことやってくれるなあ・・・と思います。

(その罠というか扉は、なんとなくカモワン13番のカードの特徴に似ているなあと思ったり・・・。
 その扉をくぐると、同じものを見ても、違うものが見え出すんですよね。

 たぶん、タロットには、そんな扉がいくつもあるんじゃないかなという気がしています。
 私もまだきっと、初めの扉くらいしか開けられていないんだろうな、と思います。想像ですが。)

そんなわけで、タロットカードとひとくくりにしても、種類によってカードの個性が違うので、
十把一絡げに「神の家」が出たから、自動的にがーんとショックを受けてしまうと、
その単純で表面的な部分で理解が止まってしまって、心に変なガードが出来てしまい、
カードの本当に伝えたいことが聞けず、案外もったいないかもしれないですよ。

ショックを受けている=タロットが仕掛けたいたずらにまんまと引っかかってるかも、ということです。

そもそも、タロットカードとして生まれたカード達は、
基本的に人に対してかなり世話焼きなところがある感じがしています。
(でなけりゃ、人にアドバイスするために働かないと思うので)

そんなお節介なカードが、迷えるあなたにわざわざ恐怖を与えて怯えさせる理由がないし、
私達自身がカード達が恐怖を与えてくると思いこんでいて、出たカードの顔を見てビックリして逃げると、
そのカードも「え!?そんなつもりじゃないのに・・・ってちょっと待って~!」と多分困ってしまうんじゃないかな・・・。

実際、いろんなカード達と先入観を無くして付き合っていくと、
例えば怖いイメージのカードに対し、実は思いやりが深い、不器用な照れ屋さんかもしれない、とか
例えばこのカードはつんとすまして見えるけど、結構冗談好きのお茶目さんかもしれない、とか
天然系でおっとりして見えるけど、意外にクールで現実派かもしれない、とか
大分印象変わるかもしれませんよ~。


う~ん、なんだかまとまりのない内容になってしまいましたが、
姿や名前のいかがわしさ(?)への恐怖に囚われず、
どのカード達も、よりよく生きるヒントを教えてくれようとしているんだ、と信頼してあげると、
タロットの世界がどんどん深く広がり、面白くなっていきますよ~、というお話でした。

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その後思ったこと

この記事を書いてその後思ったこと。

タロットの扉自体、13番のカードの示す意味と同じなのかもと。

13番の促す行為は、見たくないもの、自分の恐怖と正面から向きあう、というものなので・・・。

13番は境の番人だということも、タロットに仕掛けがあることを教えてくれているような気がしました。

色々深読みできて面白いなあ・・・タロット。
プロフィール

ゆつ

Author:ゆつ
*ようこそ天鳥船へ*

カモワン・タロットは、
占いのツールというより
世話好きでおしゃべりな
カウンセラーみたい・・・
と思いつつ付き合う日々。

カード達のメッセージを
あなたの元へ届ける
お手伝いを致します。
___________

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