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客観的に心を見つめるということ

ゆつ

自分の状況を客観的に見つめることは、意外に難しいことですよね。
それは自分の主観が入るから、自分を通してしか考えられないから・・・そんな風にも思えますが・・・。

もしそうなら、自分のことはよく見えて分かっているか・・・?
というと、自分の心は自分の一番近くにあるはずの物なのに、実際は何よりも見ることの難しい物ですよね。
そうであるから、私達は悩み、つまづき、気がつかずに縛られたり、あらぬ方向に行ってしまったりしてしまいます。

これがこの世の心の仕組みとすれば、面白くはあるけれど、当事者としてはとてもやっかいですよね・・・。


タロットを通していろんな方のお話をうかがっていると、いただく質問は心と関係なかったりするのですが、蓋を開けてみると、問題の鍵はあなたの心の中にある、とタロットが指摘することが多いです。

私自身もそうなのですが、みんな自分の心はよく見えなくて、だからそれが問題とは気付かなくて・・・でも心のどこか隅の方で、
自覚はなくともかすかにそれを感じている・・・。だからこそ、ある人はタロットを依頼することを選ばれるのかな、と思います。

そういう点では、タロットは、自分の状況や心の有様を客観的に見せてくれる、不思議なカードだと思います。

そしていつも感動してしまうのは、そうやってタロットから心の問題を見せられた方は、自分自身に素直になって、
大切なものを見つけて、ご自身の力で軌道修正されていくことです。
私が、カモワン・タロットを、カウンセラーみたい・・・、と思うのはそこです。

そうやってみると、人が例えばタロットをして欲しいと思う時は、ご本人の潜在意識というか、心の深層に沈められている本心が、「どうしても今気付いて欲しい、そうしてもらわないと困る」と一生懸命行動を促している時なのかな、と思います。



では、何故私達は、自分の本当の気持ちを無視しがちなのでしょうか?
何故、頭でよかれと考えた事を、本心と取り違えてしまうのでしょうか?

私達は、自分の本心はよく見えない割に、自分の悪い所に関しては、よく気が付いたり、たっぷり数え上げたり出来てします。
その為なのでしょうか、自分の本当の姿や本当の心を見ようとしたり、それを人に知られることに、ひどく恐ろしさを感じてしまったりします。それこそ、「それを知ってしまったら生きてはいけない」くらいの恐怖を感じてしまう時すらあります。

でも、タロットの声を聞いていると、それは、恐ろしいものに見えますが、元々は自分が自分の心を護るために創りだしたもので、恐怖が実態としてあるわけではない、と説明してくることが多いです・・・。

そうした恐怖に直面したとき、手助けをしてくれる物が実はタロットを始め、色々あるんだな、と最近思います。芸術や文化の、美しさや面白さに隠れた裏の本当の仕事は、実は心を底の方からすくい上げる事なのではないか?という気がしています。



今日はそこで、そんなことを考えさせられた作品のひとつをご紹介です。

モノノ怪」というアニメーション作品ですが、知っている方も多いかもしれませんね。
薬売りの男が主人公ですが、実は妖怪退治の裏の稼業もしている謎の人物。彼の持つ妖怪を切るための退魔の剣は、妖怪の「かたち」と「まこと」と「ことわり」が分からないと抜けないという制約があり、それを妖怪に関わる登場人物達が握っている・・・
ざっといえば、そんな物語です。

 「かたち」は、それが誰であるか。この場合はその妖怪の名、種類。
 「真・まこと」は、事の有様。何故この妖怪が生まれたのか。
 「理・ことわり」は、心の有様。この妖怪が災いを為す理由。

そして、この薬売りは、関わる人々全員にこう告げます。
"モノノ怪"を成すのは、人の「因果」と「縁」」人の情念や怨念が妖に取りついたとき、“モノノ怪”となるのだと・・・。


いろいろな話がありますが、今回はその中の1つ、「のっぺらぼう」について・・・。(ネタバレ注意)

1人の女性が、嫁ぎ先の旗本の一家を、人とは思えない所行で惨殺したと、牢屋に囚われています。そこへ薬売りがどういう訳か入ってきます。そんな彼女は、謎の仮面の男に惚れられ、守られていますが・・・・この話は、他の話と違う展開を取っていきます。

薬売りは、彼女に惨殺のシーン、その前の嫁ぎ先での辛い生活、そして、彼女の幼少の記憶まで、「劇」を見せるように何度も見せていき、問いかけていきます。

妖怪退治の話としては不思議な話運びなのと、仮面の男が薬売りの妖怪退治時を彷彿とさせるため、あれは薬売りだ、いや妖怪だ、といろいろ論議があるらしいですが・・・。

私は、この話は、前半に書いたような、自分の本心から目を背け、そのまま心を忘れてしまったために、心を守るために作りだしたものが恐怖の姿になってしまった、そんな様子を物語にした物だと思います。それを、最後のシーンでの薬売りの一言が表している気がします。


どの話についても語りたいことがいっぱいですが、見ていない方もいると思いますので、この辺で我慢します・・・。(^^;

この「モノノ怪」と、その前身である「怪~ayakashi~化猫」は、妖怪を作りだしてしまうほどの人の心の有様を、いろんなパターンで見せてくれる、とても良くできた作品だと思います。しかも独特の世界観で描かれた、和の新しい表現の絵が、本当に素晴らしくて何度も見返してしまいます。大人のための芸術作品と言っていいと思います。

心の固く閉ざした部分もホンワリゆるむような春の宵に、心の生み出した哀しくも美しい物語を楽しんでみてはいかがでしょうか?薬売りの持つ退魔の剣が抜けたとき、あなたの心の封印も解き放たれるかもしれません。


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(2009/04/08)
櫻井孝宏

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この記事を書くのに検索してみたら、なんと明日、4月8日から、薬売りさんの話が全てセットになった値段もお得なBOXが発売されるそう・・・!
特典もすごく気になります・・・。今までインターネットの動画で見ていた(すみません)のですが、ずっとDVD欲しいなーと思っていたので、
これは必然かも?と思いました。これを機に買います!(^^)  
 
(後日談)・・・予約して来ちゃった♪えへへへ  麻生さん、給付金ありがとう!(まだもらえるの先ですが)物欲の為日本のアニメを支える為に使わせてもらいます☆

Posted byゆつ

Comments 2

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nene  
No title

こんばんは。
実はわたしもこのBOX買っちゃいました…

2009/04/12 (Sun) 22:33 | EDIT | REPLY |   
ゆつ  
nene様、メッセージありがとうございます!

おお、同志ですね!お互いたっぷり楽しみましょう!
この中では、「怪~ayakashi~化猫」が一番好きです。これと「座敷童子」は毎回泣いてしまいます・・・。いいですよねえ。

2009/04/15 (Wed) 05:06 | EDIT | REPLY |   

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